古地図●昭和30年 佐賀県古代遺跡分布図 佐賀大学教育学部内御土研究部発行 本物 230402 古文書

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この地図は、松尾先生が京都大学文学部考古学研究室の広瀬栄一先生に送った物です。
多くの方にご覧になって戴き貴重な資料がご研究のお役に立てればそして、故郷に帰る事ができれば大変嬉しいです。
サイズは83.2×80㎝です。写真にあるスケールは全長17㎝です。状態は経年によるシミヤケがあります。発送は追跡可能なクリックポストを予定しています。

九州大学 鏡山猛助教授佐賀県文化財専門委員 松尾禎作先生 校註佐賀大学教育学部内御土研究部発行
鏡山猛先生は、1908年、福岡県生まれ。旧制福岡高等学校卒業後、1929年に九州大学に入学。以来一貫して九州大学の考古学を育て、1958年九州大学考古学講座の初代教授となり、1972年、九州大学を定年退官。九州大学名誉教授。
 
 鏡山氏の学問世界は、卒業論文(『西都条坊攷』)以来生涯のテーマとした大宰府研究・神籠石研究を中心とした歴史考古学の研究、墓と集落の分析から追求した弥生時代社会の研究、登呂遺跡調査への参加に触発されての水田と古代条里制の研究、縄文時代晩期から弥生時代開始期の土器にみとめられる布目様圧痕の正体を追求した織物の起源の研究、などへと広がっています。
 これらの研究のほとんどは、鏡山氏自身が実施された発掘調査の成果から立ち上げられたもので、なかでも、1938年、福岡市の比恵遺跡で森貞次郎氏とともに調査した環溝住居跡の分析と、やはり自身で調査した福岡県瀬高町鉾田甕棺墓地の分析などを総合して組み立てられた弥生時代集団の研究は、今日九州大学で推進されている先史社会の復元的研究の基礎を打ち立てた重要なものです。出典:九州考古学の先駆者松尾 禎作とは、1893-1960 大正-昭和時代の郷土史家。明治26年2月22日生まれ。佐賀県下の小学校教諭をつとめ,大正14年佐賀県史跡名勝天然記念物調査員。昭和23年から県社会教育課勤務。文化財専門委員。論文に「北九州支石墓の研究」がある。昭和35年3月23日死去。67歳。佐賀県出身。佐賀師範卒。出典:コトバンク

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