本物 白鞘 日本刀 短刀 堀川住國広 国広 新刀

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(2021年 5月 1日 19時 14分 追加)
享禄4年(1531年)、日向国綾[要曖昧さ回避]にて誕生。

はじめ日向国の戦国大名・伊東氏に仕えたが[1]、天正5年(1577年)、主家が没落後[2]、山伏修行など諸国放浪して刀工をつづけた[1]。天正18年(1590年)、下野国(現・栃木県)の足利学校で、当主の長尾顕長のために鍛刀。慶長4年(1599年)頃から京堀川一条に定住[2]。

現存する作品は、古くは天正4年(1576年)[3]、伊東家ゆかりの人物の注文打ちが残される。天正12年(1584年)の作刀は「山伏之時打之」との銘があり[3]、不動明王像と「武運長久」の文字、梵字を彫刻した「山伏国広」[4]。天正18年(1590年)庚に領主の顕長の求めに応じて打った「山姥切国広」がある。「山姥切国広」は顕長が北条氏政から賜った相伝備前の長船長義の一振り[5]を写した作で[6]、同工の最高傑作の評が高い[6]。同年、信濃守受領。

慶長19年(1614年)4月18日、84歳で死去。法名を明海祖白。

門人に出羽大掾(だいじょう)国路、国安、大隅掾(おおすみのじょう)正弘、越後守国儔、和泉守国貞、河内守国助、山城守国清、などの名工がいて[1][2]、堀川一派として大いに栄えた。一門の作は俗に「堀川物」と呼ばれる[1][2]。新刀の祖埋忠明寿と比肩する刀工である。

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