【Y2】 Ortofon STA-41 JS No.41 MC昇圧トランス STA-6600より高評価 オルトフォン SPU

SPU御用達として知られる「STA-6600」よりも「色気」のあるサウンドを聴かせてくれます。
STA-6600ユーザーも後に本機 STA-41 にグレードアップする輩が多いです。
老舗ジュピターオーディオさんは、STA-6600をSPU入門用、
将来はオリジナル、JS No.41 にグレードアップと申しております。
URLは、
3190 ortofon STA-6600 売約済
オルトフォンSTA-6600 オリジナルが入荷しました。
あえて言うまでもありませんが、オルトフォンでベストセラーとなった昇圧トランスです。
No.41の後継モデルとして、当時販売されました。
特にSPUとの相性は良く、よく使用したものです。
SPU の特徴を最大限引き立ててくれたトランスと言えます。
このトランスは、バイパスもできるようになっており、MM型カートリッジも接続したまま使用でき、接続を切り替えるという煩わしさから解放されます。
当時はMM型としてはSHURE TYPE Ⅲもブームであり、SPU 派とSHURE 派に分かれ、物議を醸していました。
それぞれを良く比べ、質感の違いを楽しんだものです。
さて、最近ではオルトフォン公認ではないものが多数流通しているようですが、今回の製品は正真正銘本物です。
安心してご使用いただけます。
SPU を使用する入門用としてもおすすめです。
まずはここから、将来はオリジナル、JS No.41 にグレードアップしてみてはいかがでしょうか。

■仕様
デンマークJS（Jorgen Schou）type 0.32M/No.41使用 STA-41
1次インピーダンス：1.5Ω・・・(※１)
2次インピーダンス： 20kΩ
トランス/ダイレクト切替スイッチ付き ・・・(※２)
外寸：約 W90 x H68 x D88mm

(※１)
残念ながら現代のMCトランスには、これ程の低インピーダンス受けのものはありません。
まさにオルトフォンSPU専用である証です。
(※２)
音質優先のため TRANS / DIRECT スイッチはパスし、入出力端子に直結しています。(画像6参照)
（従ってどちらに切り換えてもトランス入力になります。）

本スイッチは元々MC/MMをケーブル接続変更なく使用するために設けられていますが、
本機を導入する位のマニアであれば、そんな低レベルの使用はなさらないと思います。
(SHURE TYPEⅢを使用するなら、本機を介在させず、ダイレクトにアンプ入力するでしょう。)

MCカートリッジの出力電圧は、CDの 1/10000 しかないのに、プリアンプ入力まで沢山の接点が介在します。
MC： SPU 0.2mV
MM： SHURE type3 3.5mV
CD： 2V(=2000mV)
特に本機のようなヴィンテージ機では、頻繁なスイッチの分解清掃は非現実的であり、
使用予定が無いなら、直結するに越したことはありません。
スイッチを省いた直結仕様は効果絶大です。入出力の接点省略によりベールが2枚剥がれます。
更に入出力端子も良質なものに交換すればもう1枚ベールが剥がれるかもしれませんが、
そこはヴィンテージに敬意を表してオリジナルの切替スイッチ同様、外観を変える野蛮な事は致しておりません。
尚、シールド性向上のため、底板ネジ部の塗装を剥がし、グランド引き回しを若干変更しています。

外観は小傷・汚れが散見され、レタリングも薄くなっています。
半世紀近く前の商品ですので、外観に於いて過度の期待はなさらないで下さい。
しかしながら、音の鮮度と色気、高S/Nで最高品質のSPU専用トランスと自負しています。
手持ちのカートリッジを使用して、音出し動作確認済みです。

世の中には、よりハイファイなMCトランスやヘッドアンプは多々ありますが、
「色気」において本機の右に出るものは未だかつてないと思います。
ヴィンテージSPUやSL15は、その時代の開発者が想定したトランスを用いなければ
宝の持ち腐れだったと認識させてくれた逸品でした。

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